Category: 社内でできる経費削減方法 (page 2 of 3)

経費削減の成功させるためには

経費削減が目的ではないことを理解する

世の中が不景気になり、どの企業でも経費削減が大きく叫ばれています。
今まで無駄が多かったという企業は、ちょっと意識するだけで大きな経費削減を達成することができるかもしれませんが、継続することができなかったり、うまい具合に経費を減らすことができないということもあるようです。

そのため、どんどん経費を減らすことばかりに着目してしまいがちですが、本当の目的は経費削減ではないということを理解している方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか。
経費削減を成功させるにあたり、本来の目的を見失わないことはとても重要です。

「経費削減ではなくて何を目的にするのか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
最終的な目的は、「会社の利益を増やすこと」。

経費を減らすことではありません。
会社の利益を上げるために無駄をなくすことのひとつとして、経費削減が挙げられているだけなのです。

この点を理解していないと、経費を減らすことばかり考えて、売上を上げるという根本的な部分がおそろかになってしまいますので、目的がずれてしまわないように定期的に意識付けを行うとよいと思います。

常に意識を持つ、全社内で取り組む

経費削減を成功させるには、やはり日頃の意識付けは欠かせません。
社内で経費削減について話し合われた直後は意識できていても、やはり時間が経つとどうしても忘れてしまいがちになります。

特にボールペンやプリントなどの小さな節約においては、常に意識していないとつい無駄にしてしまうので、定期的に社内で話しあったり、周知を徹底するようにしたいですね。

また、周知にあたっても各部署で行うのではなく、全社の人たちが集まるときに、全員に周知することで意識付けはかなり強くなります。

経費削減は個人や部署ではなく、社内全体で取り組むものであるということも社員に自覚していただきましょう。

前述した内容を徹底しながら、あとはコツコツと継続していくことで、一定期間でかなりの経費削減に成功しているはずです。

そのほか、さらに経費削減できる部分がないかを掘り下げていきたいときは、プロの力を借りるというのも成功のポイントになります。

プロを雇うとお金がかかりますが、長い目で見た経費削減の金額を考えたら微々たるものです。
一度の出費で先々の節約ができるのですから、経費削減について自信がないという法人は、コンサルティングなどをお願いするとよいでしょう。

現在では多くの企業が経費削減、節約に成功していて、かなり社内の無駄を省くことができるようになりました。
それらの企業はみな、こうしたコツやポイントを抑え、実行することで成功しています。

これから取り組もうと検討されている企業は、ぜひ参考にしてください。

水道料金を見直してみる

トイレ

小さなことからコツコツと

経費削減にはさまざまな分野がありますが、継続することで大きな経費削減に繋がるのが「水道代」だといわれています。

自宅では水道代の節約のためにいろいろな工夫をしている、という人も、会社だと自分が支払うわけではないからとどんどん水を使ってしまう傾向にあるようです。

例えばトイレ。
特に女性の場合、トイレをするときの音が気になるため、まず1回水を流してから用を足すという人が多いですが、結果1回のトイレに2回水を流していることになりますので、倍の水道代がかかってしまうということに。

これは経費の無駄遣いはもちろんですが、資源の無駄遣いにも繋がりますので、ぜひ早い段階で止めたい習慣です。
現在は百貨店などによくある、流水音が出る機械がありますので、ぜひこういった機械を導入して経費削減に繋げましょう。

機器の導入には経費がかかってきますが、長い目で見たら水道代も資源も節約でき、十分に元は取れます。
今まで2回流していたところが1回になれば、単純計算でトイレ使用における水道代が半分になるのですから。

水道代削減に繋がるシステムを利用する

水道料金の「みなし制度」というのがあるのをご存知でしょうか。

水道代は、使用はもちろんですが、上下水道の排水などにおける処理を含めたさまざまな労力に対する課金と考えてもよいものになります。

けれど、トイレのように出した水がすべて下水道に排水されるのではなく、お茶を淹れて飲むために使用されたり、何らかの利用をして、排水しないこともあるはずです。

こうした排水されない水の量についてしっかりと調査を行い、計算して申請することで、水道代を減免してくれるというのが、このみなし制度になります。

みなし制度は、企業によってはあまり大きな経費削減が見込めないところもありますが、多いところでは3割程度の経費削減が期待できるところもあるようですので、ぜひ検討してみてはいかがでしょう。

ちなみにこうしたみなし制度に対する水道代のコンサルティングを行ってくれる企業があります。
診断自体は無料で行うというところもあるようですので、排水しない水が多いという自覚のある法人は、一度相談してみるのもよいかもしれません。

いつか相談するかもしれないと考えている法人は、水道料金の請求書や領収書を1年分保管しておくことをおすすめします。

光熱費においては、経費削減の中でも短期間で大幅な削減が見込めるものではありませんが、長いスパンで考えたらかなりの経費削減に繋がるというケースもありますし、前述したようなシステムを利用すれば、月換算でも大幅に水道代を節約することが可能です。

業務上水を多く使うという企業、または従業員数が多く、トイレの使用頻度も多いと思われる企業は、水道代に着目して経費削減を検討してみましょう。
思わぬところで大きな節約ができるかもしれません。

マーケティング的経費の削減

マーケティング的経費の削減とは?

マーケティングにはさまざまな考え方がありますが、お客様が商品やサービスをよりよい状態で得ることができるようにするために行われる調査や対処などを表すことが一般的です。

経費削減が叫ばれる中、できるだけお客様に提供していたサービスにおいては品質を下げることのないようにしたいというのが一般的な見解ですが、あえてお客様に向けたサービスを取りやめることで、経費削減につなげているケースもあります。

たとえば、某自動車メーカーでは、これまで来店されたお客様に対してコーヒーやお茶などのドリンクを提供していましたが、こうしたサービスを廃止しました。

企業でユニマットなどを導入していたり、ウォーターサーバーを設置しているところは多いかと思いますが、こうしたものは徐々に廃止傾向にあります。

しかし、お客様に提供するサービスについて廃止を行うという企業はなかなかありませんでした。

この廃止の背景には、綿密なマーケティングがあります。
お客様がディーラーを訪れるにあたり、どのくらいドリンクを求めているか、ドリンクがないことで、自動車販売にはどの程度の影響があるかということを調べ、大きな影響はないという確信を持った上で廃止の決断をしたようです。

お客様の理解も厚い

顧客のタイプは千差万別ですので、こうしたサービスの廃止についてもさまざまな意見があると思います。

例えば商品を購入して、必要以上に梱包に手が込んでいたりすると、お客様はその梱包に満足するよりも、「こんなに梱包にお金をかけなくていいから、もっと商品を安くしてほしい」と思われる方が多いのだそうです。
こうしたことを踏まえた上で、ドリンクサービスの廃止を決定したのだとか。

質の高いサービスは、必ずしも経費をかけなければならないというものではなく、心のこもった接客をすることでも十分にお客様に満足していただくことができるものです。

また、不景気により経費削減を意識しているのは、お客様がお仕事されている企業でも同様ですので、理解していただけやすいということもあります。

この「マーケティング的経費削減」は、現在多くの企業で取り入れられています。
自社内で行う経費削減については独断で決めることができるものもいろいろとありますが、対顧客となると自社で判断しきれない部分も出てくるため、コンサルティング会社に依頼をして経費削減項目を洗い出してもらっている企業もたくさんあるようです。

お客様へのサービスに経費を多く使っているという企業においては、この部分を洗い出すことで大きな経費削減に繋がります。

製品やサービスの品質を下げずに経費削減をするにあたり、コンサルティング的経費削減は、今後必要不可欠なものとなっていくでしょう。

経費削減と意識の徹底

少しでも会社の利益を

少しでも経費削減をして会社の利益を確保したい。

経営者の方の多くはそう考えて毎日のように朝礼や会議で繰り返し口を酸っぱくしながら「経費削減」を訴えているのではないでしょうか。

ところが、いくら声高に経費削減を叫んだとしても出てくる成果はほとんどないか微々たるもので、反対に「そんな節約ばかりしていたら仕事にならない」という反論されてしまうようなこともあります。

経費削減をするためのコツや方法論については多くの書籍やコンサルタントのセミナーで提案されていますが、それを実際の会社の現場で行うことはかなり困難なことです。

なぜ経営者が思っているように順調に経費削減が進まないかというと、それはやはり経営者側と従業員側に大きな意識のズレがあるからです。

経営者と従業員のズレ

よくある例として、経営者が「経費削減のために残業は○時までとして、以降は暖房や電気は切るようにする」と通達をしたとしても、経営者が先に帰った日や出張でいない日には平気で長時間電気をつけているというようなことがあります。

電気にかぎらず交際費にしても交通費にしても「見つからなければ大丈夫」とばかりに経営者から隠れて無駄遣いを繰り返す従業員というのはかならずいます。

面倒なのはこういう意識を持った従業員が一部だけでなく大多数であるという場合です。

それでは経営者ばかりが笛吹きをしているけれども、周囲はみなしらけて経営者がちょっと目をそらした途端にサボりだすといったことがあたりまえになってしまいます。

いうことを聞かないのなら罰則をとばかりに厳しい対応をする経営者さんもいますが、それではむしろ反感をかってしまいより複雑で手の込んだ問題隠しをされてしまうことにもなりかねません。

ではどうすれば社内全体に共有した意識をもってもらえるかということになるのですが、それにはまずは経営者側が情報を格差ずに提示するということが大切になります。

なぜ従業員側が経費削減に消極的であるかというと、それは自分たちがいくら頑張って削減につとめてもそれを管理職や経営者が簡単にふっ飛ばしてしまうような無駄遣いをしているからというふうに見られているからです。

従業員たちに節約をうるさく言うのに、自分は高級車を所有して遅く出勤してきたり、今会社はどんな状態におかれているかということを説明しないまま都合のよいことだけを通達していないでしょうか?

下で働く人たちというのは考えているよりもずっと上司のことをよく見ています。

広い視点から見た経費削減

単なるケチにならないよう注意!

経費削減は会社規模が小さく、また企業が出来てから間もない時期ほど重要な企業運営のための項目となります。
しかし闇雲に「経費削減、経費削減」とばかり口にしてお金がかかることを嫌がるようなことを繰り返していると、単なるケチというような狭い考えになってしまい結果として企業運営を妨げることになってしまいます。

極端な例ですが、お金がかかるので仕入れをしないというようなことになったらそもそも営業がままならなくなってしまいます。

経費削減をするときに陥ってしまいがちな間違いは、ただ闇雲な出て行く金減らしをしてしまうことにより、実際の運営に大きな障害を作ってしまうということにあります。

経費削減をするときにはまず、その企業を運営していくにあたって最低どのくらいの固定費がかかるのかということをしっかりと把握して、その固定費のうち削れる部分をじっくり精査しつつ、売上を増やすための資金をどうやって作っていくかということを前向きに考えることが大切です。

小さなお店の場合、総売上は大規模企業に比べてかなり少なくなりますが、比較的収入額の増減が安定しており極端な増加や極端な落ち込みが何度も繰り返し起こるということはありません。

そこでまずは普通に運営していたときにはだいたいどのくらいの売上があるかということを平均値として出しておき、そこから必要経費の割合を算出していきます。

必要経費の内訳

必要経費は三つに分けることができ、「固定費」「変動費的費用」「変動費」の三つになります。
「固定費」とは、月額家賃や使用している器材のリース料・レンタル料、また返済しなくてはいけない借入金といった、お店の努力で増減することが絶対にできない費用のことです。

次の「変動費的費用」とは、人件費や光熱費、水道代、その他消耗品にかかるお金です。
絶対に必要だけれどもその時によって変動が大きくなる費用ということになります。

最後の「変動費」は、仕入れ品目の原価率などです。
こちらは月ごとに増減があるものの、お店の努力ではどうしようもない必要経費となります。

そこで経費削減の余地があるのは二番目の「変動費的費用」です。
企業やお店では月ごとに総売上の計算を必ず行なっているものと思いますが、そのときは一緒にかかった必要経費が売上の何%であったかということも一覧として作成しておくようにしましょう。

また必要な売上がどのくらいかということを把握するため、損益分岐点をきちんと出しておき黒字・赤字の状況を常に把握できるようにしていきましょう。

Older posts Newer posts