病院

コスト削減が難しい業界

医療業界では、日々の業務にどうしても高コストがかかりがちです。
そのため、コスト削減策として一般企業で取られるような方策をひと通り行ったとしても、全体としてそれほどの数値としての削減には繋がらないというようなこともままあります。

またそもそも一般の工場やオフィスで行われているような、「5S」のような基本的な考え方は、医療現場においてはすでにかなり徹底されています。
しかしかといって全くコスト削減をする余地はないかというと、決してそういうわけではありません。

医療の現場で今導入が進められているのが、最新IT技術によるコスト削減です。
医療業界におけるコスト削減策の大きな特徴となっているのが、その導入によりコスト削減だけでなく医療技術そのものを高くすることができるという点です。

例を引き合いに出すならば、新たな検査のための機器ができれば、ベテラン医師による触診などをしなくても簡単に病巣を発見することができます。

他にも開腹手術をしてしまうと入院が長引いてしまうような事例においても、お腹に小さな孔を開けてそこから内部にカメラと機器を差し込むというような方法にすることで、入院にかかるコストと手術で必要になる機材などをぐっと減らすことができます。

最新機器の導入こそがコスト削減への道

つまりは医療の現場においてはむしろ、最新機器を積極的に導入していくことが医療コストの削減へとつながっていくということになります。

医療現場においてもう一つ注目をされているのが、遠隔地からの診療を可能にするシステムです。
すでに国内のロボットを紹介する展示会などではおなじみですが、離島や過疎地域などの無医村での医療活動をしていくために、画面を通した診察を行うことができる機器が開発されています。

機器では目の前にいる人の脈拍や血流などの生体情報を測定することができるようになっているとともに、画面を通じて問診をすることができるといった工夫がされています。

もし手術が必要な病気になった場合にもそれらの機器を通じて素早く必要な人員のそろう病院などへ搬送ができるようなシステムが整えられています。

またこれまで手書きで行ってきたカルテの作成などもどんどんオンライン化が進められているので、より緊急の事態に対応がしやすくなっています。

これからは、医療現場には医師や看護師といった医療スタッフばかりでなく、医療についての知識に通じた医療SEといったITの専門家を置く動きもあり、今後はより一層システム開発とそれによる医療費のコスト削減策がされていくことが予想されます。