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現在、大企業ほど経費削減の傾向

経費削減の努力について、今ではどのような業種・業態の企業であるかにかかわらず、喫緊に取り組まなくてはいけない大きな問題です。

一昔前には「経費削減なんてみみっちいことは恥ずかしくてできない」という態度で構えていた鷹揚な企業もあったようですが、今では大企業の方がむしろ本腰を入れて経費削減のための努力をしています。

経費削減はどんな企業でも必要ですが、どんな方法をとってもよいと言うわけではありません。
朝礼や会議の席で「これから経費削減をします」とトップが宣言をしたとき、それを諸手を挙げて喜ぶ人はおそらく社内にはほぼ全くいないでしょう。

経費削減の「経費」部分には当然のことながら自分にそれまで支払われてきた給与額も大きく関わってくるからです。

しかしながら、従業員全員からの賛成を受けられないからといって経費削減を避けて通ることはできません。
大企業になれば経費削減そのものを業務内容とする課を設置するなど大規模な取り組みもできるのですが、中小・零細企業では難しいことでしょう。

そのため、中小・零細企業においては社内で勤務をする人すべてが「経費を削減したい」と主体的に思わせるような仕組みにしなければ効果を実感できるほどの成果は期待できません。

賛成を得られるためには事前に説明や説得をすることが大切ですが、そのときにはきちんと削減する経費はあくまで「無駄な経費」であって経費そのものを全部なくしたいと思っているわけではないということを明示しておくようにします。

上のものが下に手本を見せること

またトップは経費削減を従業員に提案するならまず最初に自分の身を振り返り、無駄な部分に会社のお金を使っていないかということを振り返らなければいけません。

従業員は夏の暑い盛りや冬の寒い時期にも暖房や冷房をつけることができず汗だくや歯の根の合わない環境で働いているのに、その脇を高級車に乗って颯爽と経営者が通りすぎていくようでは、社内に残って業務を続けてくれるかすらも危なくなってきます。

少し話がそれましたが、経費削減を成功させるためのポイントは

  1. 企業状態が悪くならないうちにはじめる
  2. 取り組みが社内の士気を低下させないように細心の注意を払う

という二点です。

まずは企業内の現状をしっかりと把握して、減らすべきところはどこにあるかを見極める仕分けの作業から入るようにしていきましょう。
報告や連絡会を定期的に行い、自主的な活動報告を従業員にさせるという方法も有効です。