単なるケチにならないよう注意!

経費削減は会社規模が小さく、また企業が出来てから間もない時期ほど重要な企業運営のための項目となります。
しかし闇雲に「経費削減、経費削減」とばかり口にしてお金がかかることを嫌がるようなことを繰り返していると、単なるケチというような狭い考えになってしまい結果として企業運営を妨げることになってしまいます。

極端な例ですが、お金がかかるので仕入れをしないというようなことになったらそもそも営業がままならなくなってしまいます。

経費削減をするときに陥ってしまいがちな間違いは、ただ闇雲な出て行く金減らしをしてしまうことにより、実際の運営に大きな障害を作ってしまうということにあります。

経費削減をするときにはまず、その企業を運営していくにあたって最低どのくらいの固定費がかかるのかということをしっかりと把握して、その固定費のうち削れる部分をじっくり精査しつつ、売上を増やすための資金をどうやって作っていくかということを前向きに考えることが大切です。

小さなお店の場合、総売上は大規模企業に比べてかなり少なくなりますが、比較的収入額の増減が安定しており極端な増加や極端な落ち込みが何度も繰り返し起こるということはありません。

そこでまずは普通に運営していたときにはだいたいどのくらいの売上があるかということを平均値として出しておき、そこから必要経費の割合を算出していきます。

必要経費の内訳

必要経費は三つに分けることができ、「固定費」「変動費的費用」「変動費」の三つになります。
「固定費」とは、月額家賃や使用している器材のリース料・レンタル料、また返済しなくてはいけない借入金といった、お店の努力で増減することが絶対にできない費用のことです。

次の「変動費的費用」とは、人件費や光熱費、水道代、その他消耗品にかかるお金です。
絶対に必要だけれどもその時によって変動が大きくなる費用ということになります。

最後の「変動費」は、仕入れ品目の原価率などです。
こちらは月ごとに増減があるものの、お店の努力ではどうしようもない必要経費となります。

そこで経費削減の余地があるのは二番目の「変動費的費用」です。
企業やお店では月ごとに総売上の計算を必ず行なっているものと思いますが、そのときは一緒にかかった必要経費が売上の何%であったかということも一覧として作成しておくようにしましょう。

また必要な売上がどのくらいかということを把握するため、損益分岐点をきちんと出しておき黒字・赤字の状況を常に把握できるようにしていきましょう。