少しでも会社の利益を

少しでも経費削減をして会社の利益を確保したい。

経営者の方の多くはそう考えて毎日のように朝礼や会議で繰り返し口を酸っぱくしながら「経費削減」を訴えているのではないでしょうか。

ところが、いくら声高に経費削減を叫んだとしても出てくる成果はほとんどないか微々たるもので、反対に「そんな節約ばかりしていたら仕事にならない」という反論されてしまうようなこともあります。

経費削減をするためのコツや方法論については多くの書籍やコンサルタントのセミナーで提案されていますが、それを実際の会社の現場で行うことはかなり困難なことです。

なぜ経営者が思っているように順調に経費削減が進まないかというと、それはやはり経営者側と従業員側に大きな意識のズレがあるからです。

経営者と従業員のズレ

よくある例として、経営者が「経費削減のために残業は○時までとして、以降は暖房や電気は切るようにする」と通達をしたとしても、経営者が先に帰った日や出張でいない日には平気で長時間電気をつけているというようなことがあります。

電気にかぎらず交際費にしても交通費にしても「見つからなければ大丈夫」とばかりに経営者から隠れて無駄遣いを繰り返す従業員というのはかならずいます。

面倒なのはこういう意識を持った従業員が一部だけでなく大多数であるという場合です。

それでは経営者ばかりが笛吹きをしているけれども、周囲はみなしらけて経営者がちょっと目をそらした途端にサボりだすといったことがあたりまえになってしまいます。

いうことを聞かないのなら罰則をとばかりに厳しい対応をする経営者さんもいますが、それではむしろ反感をかってしまいより複雑で手の込んだ問題隠しをされてしまうことにもなりかねません。

ではどうすれば社内全体に共有した意識をもってもらえるかということになるのですが、それにはまずは経営者側が情報を格差ずに提示するということが大切になります。

なぜ従業員側が経費削減に消極的であるかというと、それは自分たちがいくら頑張って削減につとめてもそれを管理職や経営者が簡単にふっ飛ばしてしまうような無駄遣いをしているからというふうに見られているからです。

従業員たちに節約をうるさく言うのに、自分は高級車を所有して遅く出勤してきたり、今会社はどんな状態におかれているかということを説明しないまま都合のよいことだけを通達していないでしょうか?

下で働く人たちというのは考えているよりもずっと上司のことをよく見ています。