マーケティング的経費の削減とは?

マーケティングにはさまざまな考え方がありますが、お客様が商品やサービスをよりよい状態で得ることができるようにするために行われる調査や対処などを表すことが一般的です。

経費削減が叫ばれる中、できるだけお客様に提供していたサービスにおいては品質を下げることのないようにしたいというのが一般的な見解ですが、あえてお客様に向けたサービスを取りやめることで、経費削減につなげているケースもあります。

たとえば、某自動車メーカーでは、これまで来店されたお客様に対してコーヒーやお茶などのドリンクを提供していましたが、こうしたサービスを廃止しました。

企業でユニマットなどを導入していたり、ウォーターサーバーを設置しているところは多いかと思いますが、こうしたものは徐々に廃止傾向にあります。

しかし、お客様に提供するサービスについて廃止を行うという企業はなかなかありませんでした。

この廃止の背景には、綿密なマーケティングがあります。
お客様がディーラーを訪れるにあたり、どのくらいドリンクを求めているか、ドリンクがないことで、自動車販売にはどの程度の影響があるかということを調べ、大きな影響はないという確信を持った上で廃止の決断をしたようです。

お客様の理解も厚い

顧客のタイプは千差万別ですので、こうしたサービスの廃止についてもさまざまな意見があると思います。

例えば商品を購入して、必要以上に梱包に手が込んでいたりすると、お客様はその梱包に満足するよりも、「こんなに梱包にお金をかけなくていいから、もっと商品を安くしてほしい」と思われる方が多いのだそうです。
こうしたことを踏まえた上で、ドリンクサービスの廃止を決定したのだとか。

質の高いサービスは、必ずしも経費をかけなければならないというものではなく、心のこもった接客をすることでも十分にお客様に満足していただくことができるものです。

また、不景気により経費削減を意識しているのは、お客様がお仕事されている企業でも同様ですので、理解していただけやすいということもあります。

この「マーケティング的経費削減」は、現在多くの企業で取り入れられています。
自社内で行う経費削減については独断で決めることができるものもいろいろとありますが、対顧客となると自社で判断しきれない部分も出てくるため、コンサルティング会社に依頼をして経費削減項目を洗い出してもらっている企業もたくさんあるようです。

お客様へのサービスに経費を多く使っているという企業においては、この部分を洗い出すことで大きな経費削減に繋がります。

製品やサービスの品質を下げずに経費削減をするにあたり、コンサルティング的経費削減は、今後必要不可欠なものとなっていくでしょう。