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安全第一

経費削減をするときに犠牲にしてはいけないのが安全性です。

しかし経費削減策を考えるときにはどうしても社内にある余剰部分を削るという方法が最初にとられてしまうので、この余剰部分の削りすぎが社内の余裕を全くなくしてしまうことになり、結果的にトラブルなどが起きた時に対応力のない線の細い組織になってしまったりします。

実際にあった例を挙げると、JR西日本で起こった福知山線の脱線事故などや、しばしば起こる航空会社での整備不良による事故、さらには原発における管理不備によるトラブルなどです。

これらは社内の体制に問題があるとともに、利益優先で従業員や設備にかなりギリギリの削減をしていたことも大きな原因になっています。

経費削減のために余剰人員を減らしたり備品の購入を渋ったりすると、一時的には利益は確かに生じますがそのしわ寄せは必ずどこかに出てきてしまいます。

無理な人事は行わない

わかりやすく言えば10人でそれまで勤務していた仕事を、人員削減によって8人で行うように業務改善を行うと、確かに二人分の人件費は減少しますが例えば風邪や怪我などで一人が抜けてしまった場合にはそれまで10人でやっていた仕事を7人で行うことになります。

退職や休職があった場合には他の人員を補充しなくてはいけませんが、そうそうタイミングよく即戦力となる人が入ってくれるとも限らず、それがまた新たな退職の原因になるようになってくるともはや業務は成り立たないほどのギリギリの状況に追い込まれてしまいます。

従業員の作業効率をあげたり、設備や施設内の環境を整えてより速い時間で正確に仕事ができるようにするということは確かに大切なことですが、それによって安全性を犠牲にするということは合ってはならないことです。

ありがちなのが、現場の人間が安全性の確保のために3回のチェックをしていたようなことを、効率面での向上をさせるために人事や経営者が2回のチェックに減らすような指示をするといったことです。

経営者や管理職にとっては短い時間での生産性を高めることこそが業務上の大命題になるのは確かなのですが、そのために削るものの大切さを見失ってしまってはまさに本末転倒です。

管理職や経営者が現場の人間からの信用をなくしてしまうと、より事故が起こりやすい環境となってしまったりします。

人命や安全性を第一に考える業務をすることこそが本当の業務改善であるということを忘れずに計画をたてていってもらいたいところです。