昼光照明とは

光熱費の削減のためには、照明の位置や形状を工夫するとともに、昼の間に室内に差し込む昼光照明(ちゅうこうしょうめい)を上手に使用していく必要があります。

オフィス内の照明というとどうしても均一に照明が配置されていることが多く、昼夜をとわずにカーテンなどで外からの光を遮り、人工的な照明によって業務に必要な灯りを維持していることがほとんどです。

そのため、晴れている日も曇っている日も、夏も冬も同じような光熱費の使用料がかかってしまい、常に高いランニングコストがかかっていってしまうことになります。

そこで最近そのような光熱費の無駄をなくすために多くの新築ビルディングで導入されているのが建物全体やその室内で必要とされている光量をあらかじめ把握した上で電灯を配置するという方法です。

採光計画を取り入れる

これらは「採光計画」といわれることもあり、その建物がどのような位置にあるかにより、昼の時間帯にどのくらいの光が差し込むかを考慮したりして設置する電灯の種類や位置を決めていきます。

例えば広い室内の場合、窓に近い席と内側の席とでは光の差し込み具合がかなり大きく異なります。
同じように天井からの蛍光灯で均一に照らされていると、窓際では明るくなりすぎてしまい、反対に部屋の奥では十分に明るさが維持できなくなったりします。

そこで窓にはブラインドや二重窓などにより差し込む光の量を制御できるしくみをいくつか用意するとともに、採光具合に応じた照明を配置していくという計画をたてます。

またオフィス内においては、作業を行う人は人の顔やモノがはっきりと判別出来る程度の灯りとともに、手元で作業を行うための明るさの強い灯りという二種類の明るさが必要となります。

そこで窓際と奥の部屋とでは昼間の光の入り方に応じた照明をつけるとともに、夕方や夜になるにつれて少しずつ光の量が調節できるようにしていきます。

また、それほど明るさの必要がない社員食堂やカウンター、休憩室においては明るくなりすぎないような間接照明をふやし、使っていない空間部分についてまで余計な電灯がつかないようなく風をしていきます。

最近都内などでは全面ガラス張りの建築物も増えてきましたが、これは外観の美しさのみならず、昼光照明をより多く室内に取り入れることができるようにしたというメリットがあるものです。

ガラス張りのデメリットであった夏の過剰な熱負荷をおさえる熱反射ガラスなども登場しており、快適なオフィス環境が整えられてきています。